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ツバキ -椿-
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作詞 風璃蝶和 |
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白く照る月も足下に冷たい雪
かじかんで握れない小指の輪 熱を帯びた
風が歌い季節はやがて、初染めの紅いツバキ
夕暮れ落ちる街は なんだか綺麗で
君がいない いなくなった
寂しんぼの祈りは届かない
恋をした でも、恋が消えた
温もりを与えてここから消えたのさ
君がいない いなくなって
ひとりぼっちの影が小さくなる
夢をみた 夢をみていた
忘れない果て、情操が騒ぐ
深沈と積もる雪も微塵に耐えて溶け
萎びる花弁のよう 枯れれば踏みついた
煌々と導く灯、薄氷の白いツバキ
街のイルミ鮮やかに とても明るくて
僕がいない いなくなった
やっと自由になる権利を得た
幻は幻のまま
交わした約束も消えたのさ
僕がいない いなくなって
あこがれの光を纏った星屑
君をみた 君をみていた
忘れもしない、あの頃の思い出が降る
君も僕も いなくなった
知らずにここから消えたのさ
ツバキもね、散ってしまったよ
命尽きてここから消えたのさ
君がいない いなくなって
ひとりぼっちの影が遠退いていく
夢をみた 夢をみていた
忘れない果て、情操が騒ぐ
君の涙、この雪に変えて
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