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届かない
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作詞 こりん |
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風の遊ぶ帰り道 雨降り花を手折って
またひとりで空を仰いだ
蓋をして鍵をかけて誰にも触れられぬよう
座り込んで抱きしめたもの
残された今があまりに重くて
悲しい記憶がいつか羽を持ち誰かの傷を庇うのなら
溢れ出すこの痛みもこの苦しみも涙も刻み続けよう
届かない君を辿って
夏風に心を乗せひとり歌い続けても
青い空はあまりに遠く
やがて訪なう別れにとても不慣れなわたしは
どんな風に息をすればいい
残された今が静かに積もるよ
意味なんて見つからなくてもまだ立ち上がる肩を讃えたくなる
その強さにいつか押しつぶされることを恐れ笑い続けた
届かない君を浮かべて
月の光が照らす止めどない滴をひとり数え眠れば
悲しい記憶が寄り添いやがて優しさに変わる夜が好きだと
そんな日をいまは信じて
届かない君を想うの
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