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whose song
作詞 こりん
凪いだ朝霧に包まれて
囁きあう小鳥の声
やがて街は思い出すように
少しずつ目覚めていく

にぎやかな市場を過ぎれば
痛みなんて知らないようで
だけどいつも影はそばに寄り添う

灯り始める街の明かりの
ひとつひとつを見下ろして
そこのある物語は全てが楽しいものじゃない
潤んだ瞳が 抱えた傷みが
誰かの隙間に沁みて
篝火を灯すから
いまは苦しくてもきっと大丈夫

夜の涙を讃えるように
木の葉を彩る朝露
かざした手にこぼれる光
ひとつずつが心をつくる

そうして積み上げてきたものが
いつの間にか道を塞いで
壊すこともできず立ち尽くす日もある

失くした記憶が 悲しい未来が
いつか星空を隠して
進めずにただ震える人たちで溢れる街に
優しい想いを 差し伸べる腕を
また歩き出せるような
そんな歌を届けたい
ひとりぼっちの誰かに そっと

探した光は 求めた温度は
いつでもすぐそばにあって
泣きじゃくるこの心が何も気付けなくさせる
そんな窓辺に 今夜舞い降り
静かに寄り添えるような
そんな歌を届けたい
ひとりぼっちの誰かに そっと
ひとりぼっちのあなたに そっと

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル whose song
公開日 2019/05/21
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント なんとなく眠れない夜に作った詞です。 前向きになれない時があるのは、みんな同じです。 沈んでしまった気持ちに寄り添いたい、と思って作りました。
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