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「僕」と「君」の物語
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作詞 東夜 嶺 |
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北風が吹きつける冷たい大地に
新たな命を芽吹かせよう
生まれたばかりの孤独な君の頬を
優しく撫でるんだ
そしたら自然と涙がでてきて
強く生きようとしてる君を見たら
僕も強くならなきゃなって
思えたんだ
でも君は自然という名の敵に負けて
あっさりと死んでしまった
「どうして私を芽吹かせたの?」
「君が強く生きる姿が見たかったんだ」
「私は勝てなかったわ そろそろ死んでしまう」
「でも僕は君に勇気を貰えた」
「私はあなたに何か残せたかしら?」
「たくさんのものを貰ったよ」
「嗚呼 それなら幸せだわ」
君が死んだ夜は
いつも以上に冷たい風が吹いた
でも強く生きなきゃな
僕も強く生きなきゃな
これは孤独な少年「僕」と
冬に強く生き抜いた花「君」の
小さな小さな物語
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