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過去行き列車
作詞 東夜 嶺
君が死んで半年経つね
天国で幸せに暮らしてますか?

僕は僕なりに生きてきたけど
君と過ごした日々には勝てないよ

もう一度だけでいいから
君に会いたくて仕方ないんだ だから

今宵過去行き列車に乗っかって
君に会いに行くよ


君との思い出が列車の窓から
見えるんだ不思議なもんだね

初めてのデート プロポーズの日
恥ずかしいけどちゃんと覚えてるよ

君のご飯は何でも美味しくて
毎日笑いながら食事したね

コーヒー片手にソファーで二人で
みた映画も全部忘れてない

子供ができたとわかった日は
泣きながら跳ねて喜んでさ

生まれた我が子を抱きしめて
改めて感じた幸せを取り戻したいよ

僕らの子は大きくなって今は
東京で大切な人と暮らしているよ

そして二人に戻った生活も
やっぱりかけがえのないものだった

特別なことは1つもなかったけど
僕らはちゃんと幸せだったんだ

でもそんな僕らの日々を壊すように
病気は僕の大事な君を苦しめて

君は最後の笑顔と引き換えに
僕を置いてこの世を去ったんだ

汽笛が聞こえる

君が死んでからの人生は
苦しいことばかりだったから
僕は忘れてしまっていた

君がいたあの日々は人生は
苦しいことをかき消すくらい
幸せだったじゃないか

僕の中にはいつでも君がいて
二人をつなぐ証拠に
あの子が生まれてきたんだね

列車の窓から見える君は
どんな時もあの笑顔で笑ってるね

でも列車なんか乗らなくたって
いつでも思い出せる君のことを

これからも一緒に生きよう…


君の元へ着く前に
僕は列車を降りて笑った

君に会えなくても僕らは
ずっと繋がってるんだから

列車は僕に思い出させてくれたんだ

忘れちゃいけないこの気待ちを



僕は列車に大きく手を振った

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 過去行き列車
公開日 2018/05/07
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 家族
コメント 【テーマ詞:タイムリープ】半年前に奥さんを亡くした、近所のおじいさんのお話を元に作りました。おじいさんは最近は認知症を患ってるそうですが、それでも奥さんのことだけは忘れていないと、おじいさんの娘さんから聞いて、愛って本当にすごいなと思って、一気に書き上げました。
東夜 嶺さんの情報













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