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或る門番の憂鬱
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作詞 冴樹銀猫 |
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空に響け
霧の向こう付きぬけ
空に歌え
あなたに届くよう
誰かを待っている 来ない人を
この広い大地を 今すぐに駆け抜けたい
私の手をとって 連れて行って
色の無い世界を 鮮やかに染めたい
逃れられない 作られた運命
館の前でひとり 来る人を拒む
―だけど
私の存在を 無視していく者ばかり
館の主はソレを 歓迎している
運命操る吸血鬼 時を操るメイド
図書館の主 囚われた妹も
いつも楽しそうに 過ごしているのに
私はいつだって蚊帳の外
ひとりぼっちの門番
ああ連れ出して今すぐに
この小さな手を掴んで
守るべきモノなど無い
私には何も無いの
いつまでも待っている
私救う愛しき人
虹色の弾幕に
飛び込んでくれる人を
誰かを待っている 来ない人を
この広い大地を 今すぐに駆け抜けたい
私の手をとって 連れて行って
色の無い世界を 鮮やかに染めたい
ああ連れてってその世界
そこに何があるのかしら?
縛られた妖怪を
攫ってくれる人よ
何処までもついていく
貴方がいる世界なら
守るべき存在を
ずっとずっと大切に
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