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梅田から中百舌鳥まで
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作詞 辻由也 |
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大阪の都会(まち)が雨で泣いたら
御堂筋は人であふれてしまう
うらぶられた人が流れに負け
いつのまにか端っこを歩いている
南船場のラーメン屋で頼んだ
半チャーが贅沢と思えてくる
やさぐれた胃袋がムカついている
溜息が今日の曇り空を浮かべた
昨日の雨がいつ止んだのかも
知らないまま一日が終わった
きっと虹が架かっていたのだろう
そのとき なにしていたのかな
長堀通でやっとつかまえた
タクシーが渋滞で押し潰されて
結局、自分の足で走ってやって
身体中、心中の悲鳴を無視した
不都合をつなぎ合わす日々から
抜け出そうにも泥濘はしつこい
もがけばもがくほど泥にまみれ
キレイなままじゃいられない
はじめはみんな大人が嫌いで
そうやって生き方を選んでいる
挫けて 倒れて うずくまっている
だけど だけど
大阪の都会(まち)が晴れてくれたら
自然と笑い飛ばせる気がする
泣いてもいいんだよ 大丈夫だよ
中百舌鳥まであと二駅
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