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紅茶 飴玉 青い花
作詞 桜七
名声と感傷の間に
私達は意味を感じて
“続く事”が本来の
“愛す事”と捉えていた

優劣の体温を糧に
私達は関係を築いた
“続く事”が大切と
“愛す事”は二の次と

見納めになる部屋
今だから瞳に映る
『紅茶 飴玉 青い花』

遠くへ 遠くへ
一歩一歩 足してゆく
遠くなる 遠くなる
扉越しの 君の靴音も
最後まで治らぬ 愛しい癖のよう


誕生と終焉の間で
私達は呼吸を覚えて
“続く事”は必然と
“愛す事”と云い合った

体裁の額縁を飾り
私達は外聞に囚われ
“続く事”を縁取って
“愛す事”に塗り替えた

見納めになる部屋
ありふれた日常たち
『紅茶 飴玉 青い花』

遠くへ 遠くへ
朱い空に 足してゆく
遠くある 遠くある
涙越しの 色褪せた雲
最後まで守った 約束だらけの刻


「間違いだらけでも、真ん中は在るから」


遠くへ 遠くへ
穏やかな エゴイスト
遠くなる 遠くなる
扉越しの 君の靴音も
最後まで治らぬ 愛しい癖のよう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 紅茶 飴玉 青い花
公開日 2017/06/28
ジャンル その他
カテゴリ 別れ
コメント 「君のことを“恋人”として愛していなかった。
 居心地の良い生活を愛していた。
 居心地の良い空間に慣れすぎていた。
 続くことよりも、愛することを優先しなかった私が悪い」

古いアパートの夕暮れ時の別れをイメージしました。
タイトルは何気ない日常の中に映る、いつもの風景。
だけどそれも“最後”。
いつも扉越しで聞いていた、癖のある靴音も、“最後”。
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