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花の水槽
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作詞 ろいろい |
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貴方の腕の痣が 蓮の花のようだ
私はそこに 爪先立ちしたい
凍える魚は 揺れるのをやめない
黒い夜に消されるのが ただ只管に怖くて
濡れて絡む髪を 貴方は強く引っ張った
痛いのは 降り落ちた言葉のせいにした
歌い続けて渇いた心臓だ
罅だらけの体から流れた血の花
ひとひら染まってゆく
たとえ貴方に殺されたとしても
何度も歌う 愛してると
私の腕にもできた 蓮の花のような傷
貴方が離れないように 体に刻んだの
あの子と生きると決めたのなら
その小指ひとつ私に譲って
「もう二度と 苦しめないから」と言って
忘れられないけど
叫び続けて渇いた心臓だ
罅だらけの体から流れた血の花
ひとひら染まってゆく
せめて貴方のキスで沈めてよ
もう戻れなくてもいいから
歌い続けて渇いた心臓だ
罅だらけの体から流れた血の花
全てが散り咲いた
最後に もう一度 何度も何度も
愛してると 囁いてよ
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