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祈祷
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作詞 ろいろい |
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雨はあの娘を拐って 彼らの目を曇らせたけど
私は そんな貴方に今日も祈り続ける
嵐は海の怒りを 呼び起こして狂わせたけど
だからこそ そんな貴方に今日も祈り続ける
貴方が欲しい命はいくつなの
一つあれば十分なのに
貴方が犯した罪はいくつなの
一つだけでもういらないのに
悲しくて 寂しくて
烏は山に涙を流す
苦しくて 死にたくて
私は今日も穴を探す
私を救ってくれた貴方はもういない
土は私を招いて 心臓を突いて飲み込むけど
私は そんな貴方に今も祈り続ける
森は世情を憂いて 呪いを呼び覚ましたけれど
それでも そんな貴方にずっと祈り続ける
貴方が奪うものは綺麗なもの
穢ればかり置いていかれる
貴方が失くしたものは時を駆け
愛に飢えていつか鬼と化す
悲しくて 寂しくて
この身を捩って叫んでいる
苦しくて 死にたくて
闇夜を走って逃げ惑う
私を救ってくれた貴方に会いたい
小さな鳥籠の中で 生きる意味を探りながら
見えない空を仰いで 私は手を合わせる
この命が 尽きるまで
この身が 消えるまで
そして 朝は明ける 此処から私を
どうか解き放って
悲しくて 寂しくて
貴方を探して空を駆ける
苦しくて 切なくて
声にならない思いを馳せる
会いたくて 会いたくて
貴方を探す翼に託す
私を救ってくれた貴方はもういない
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