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能動性未来
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作詞 ろいろい |
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地下鉄四番出口 刹那に虚無が混ぜ込まれ
酩酊の愉快千鳥足 一升瓶から垂れた人情
スマホ 掲示板書き込み 匿名実名狩りの残骸
決裂した地下アイドル 三畳間でバイト請暇
月曜午後のフードコート 二浪の夢 女子高校生
孤独な少女の目の前で 承認欲求に駆られる母
劣等哀れみ見つめる老婆 数学参考書破れた
死に魚の目したサラリーマン 自殺といじめと無差別殺人のニュース
歴史は狡い顔をした 泥濘み歩いた足は傷だらけだ
過去は何食わぬ顔で手を振る 責任の航海 我、舵を切る
街の中 負債背負った少年の 汚い明日に体を打ち
舌打ちした大人 忘れないぞ
生まれたときからこうだった
無垢を逆手に大人たちは 償いのふりをして次々と
僕らを磔にしていく 歯向かうことに断罪をする
絶対とは呼ばずながら 一方通行極めてる王政だ
愛を軽視する術しか持てない 歌を見るもなく排除したがる
そんな世界だとは知らずに生まれてしまった僕らが
この世界に生きていることを称えてくれよ
認めてくれよ
下らない不満感で 自分を棚上げしたあんたらに
責に頭深く垂れて 今日も今日とて 唇を噛む
僕らが悪いというならば 生まれたことさえが罪じゃないか
僕らが更生されるなら 所詮は操り人形だな
せめて 僕ららしく生きる力さえは与えてくれよ
歌を歌うこと 喜怒哀楽も 抗いも 有限だけでも
許してくれよ
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