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プレゼント
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作詞 ろいろい |
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拙い字で書き綴る手紙
色のない便箋に飾らない言葉
君が好きな春になったから
最後に僕からのプレゼント
少しだけ強気な君の笑顔
それに弱い僕は何度救われたかな
東京に行くんだ 君がくれた
小さな勇気を携えて
積み上げられた本の分だけ
自分嫌いになったあの頃
でもさ そんな日々があったから
今があるんだと言えるように
「さよなら」「ありがとう」
伝えたいのはそれだけ
この言葉だけで君に届くだろう
心配はいらない 立派になってくるから
君は君らしく 笑っていればいい
自転車でいつも下った坂道
いつも寄り道した小さなアイス屋の
シャッターは閉まっていたよ
見ないふりして歩いた
君に縋り付いた分だけ
嫌われると思ったあの頃
でもさ そんな僕を見据えて
君は僕を慰めてくれた
「さよなら」「ありがとう」
伝えたいのはそれだけ
この言葉だけで全て届くだろう
見送りには来ないで 君に迷惑はかけない
君はいつも通り 過ごしていればいい
「さよなら」「ありがとう」
伝えたいのはそれだけ
そのはずだったんだ だけど
「好きだよ」最後に
それだけは伝えたい
役立たずでごめんな でも大好きだ
見送りには来ないで 君を見たらきっと僕は
その体をぎゅっと 抱きしめてしまうだろう
拙い字で書き終えた手紙
色のない便箋に飾らない言葉
君が好きな春になったから
最後に僕からのプレゼント
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