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ロールシャッハテスト
作詞 ろいろい
言葉はそんなに軽くないのに
風に飛ばされてごみになる
挙げ句の果てには踏み潰されて
硝子のような音を立てた

汚い言葉で深く怪我した
右手をかざし君は空に笑った
瞳に落ちる血の雫が染みて
誤って溢れた涙を僕は見つめた

不覚にも綺麗だなって思ってしまった
もっと 傷ついてればいいよ

無い物強請りばかりして醜い僕の影に
君は勝手に邪魔をしてきた そんなの許せない
君の後ろ姿は この目の中 反転して
逆さまの方が美しいね 吊り下げてあげようか

言葉はそんなに薄くないのに
しがみつけば ぼろぼろになる
黙ってれば綺麗なビー玉だ
転がれば汚い泥玉だ

汚い言葉で深く傷を負った
左足を引き摺る僕を見つめて
君が偽善に満ちたままで
僕に何も言わずに去っていったあの日を

忘れたくても簡単には忘れられない
君を 今更傷つけても

無い物強請りばかりしてできた僕の姿を
君は「らしくない」って笑った そんなの許せない
君の後ろ姿の 影を僕の 左足で
ぐちゃぐちゃに壊したくなるんだ
これなら僕と同じ

無い物強請りばかりして醜いはずの君が
それでもまだ笑ってるなんてそんなの許せない
君の後ろ姿をこの目の中 反転して
逆さまにしないと弱い僕は生きてはいけないんだ

君のその笑顔はいらないから
その目を閉じて
もう二度と僕を見ないでくれ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ロールシャッハテスト
公開日 2018/01/30
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 初めてここまで激しい詩を書いた気がします。今までは冷酷さの中に少しだけ温かみを入れた詩が多く、「どんな自分でもどんな世界でも這いずって生き延びてやる」と思いながら書いてましたが、今回の詩はもう収集つかなくなったエゴがテーマになっています。ロールシャッハテストとは繋がりにくい詩になってしまいましたが、テストで性格が分かるというのをヒントに人々の中に潜む影、その本性を書いてみました。
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