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林檎と針
作詞 ろいろい
なにかが落ちた音がする
甘さに弱って独り過ごす
右手には貴方に刺す針を
左手に世界に刺す針を

鋭利な心を掻き回す
丸み帯びたのは
優しくなれたからじゃなく
失くしたものが殖えたから

嫌いな子が多くなった
世界は狭いと気づいた
でも深いことにも気づいた
信じられなくなったのは
僕が

弱くなったから
林檎を齧って泣いた
手に持った針に色がついたよ
淋しくないと言って
頭掻いて欠伸をして
なぜか嘘をついたような気になってる

林檎が落ちた音がする
熟れて甘くなって枯れて
針が太くなったような
握った手に汗

一人つらつら 夜を越え
朝を渡り 言葉の上
ただ游いで

弱くなったから
林檎を齧って泣いた
手に持った針に色がついたよ
「淋しくない」と
嘘吐いて笑ってる
この針が貴方をまた傷つけてしまった
弱かった僕が
林檎の甘さに泣いた
狭くて深いこの世が
信じられなくて 嫌になった

鋭利な心を戻せ
右手には貴方を傷つけた針を持って
この世界に左手に持つ針を突き刺せ
熟れて枯れた林檎よ
その萎れた甘さよ
本当に落ちたのは
落ちたのは なにか教えてよ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 林檎と針
公開日 2018/01/05
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 中学一年くらいの頃に書いた詩が部屋の整理をして出てきた。まだ未熟でばらばらな言葉の羅列だけど気に入ってるので出します。
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