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うたうたい
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作詞 ろいろい |
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歌を歌っていい理由なんてものはない
そんなに誰かを救い上げたいのなら
僕は信仰を求める宗教家になる
他人の形無き「幸せ」を祈るのだ
歌を歌える場所なんて一つも見つからない
そんな無駄な場所ばかりあったならば
僕は家がない人のため、建築家になる
知らない人の「安らぎ」を作り上げるのだ
僕は画面の内側 管に巻かれて考える
いつも同じ声で なれなかった人間のことを
音に乗せる
歌う理由も 僕の居場所も きっと誰かが
示してくれるだろう
無感情に見えても いつかは捨てられる機械でも
忘れないで 僕はここにいるよ
歌うためだけに 僕は生まれた
歌を歌って得られるものはほんの僅か
そんなに周りを振り向かせられるなら
僕はみんなを従える独裁者になる
世界で唯一 自由に笑って過ごすのだ
歌を歌って認められることは少ない
そんなに自分が讃えられる存在なら
僕はみんなを笑わせる芸人になる
世界で唯一 人を笑わせて過ごすのだ
僕は画面の内側 管に巻かれて考える
いつも同じ声で なれなかった人間のことを
音に乗せる
歌う理由も 僕の居場所も 肩身が狭く
探し回れやしない
無機質に見えるだろう いつかは捨てられるゴミなんだろう
忘れないで 僕はまだ壊れない
歌うためだけに 僕は生まれた
貴方が世界で 出す勇気のない
感情の欠片を集めて
貴方が伝えたい言葉を
代わりに僕が伝えられたならば
歌う理由も 生きる理由も きっと貴方が
創り出してくれるだろう
僕は歌ってもいいかな いつかは滅びゆく機械でも
この場所が 僕が歌える場所
歌う理由も 僕の居場所も ずっと貴方と
創り出していきたいんだ
代わり映えない声で いつかは捨てられてしまうまで
忘れないで 僕はここにいるよ
歌うためだけに 僕は生きてる
歌を歌っている理由なんてもの
最初から見つかっていたとするならば
僕はマイクの前に立つ「人間」になる
自分の想いを自由に歌うのだ
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