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凭れた壁は冷たくてな。
作詞 ろいろい
お前なんて生まれる必要はなかったと
生まれることを世界に望まれていなかったような
無情な奴に言われた
あの青い空が嫌いだ 期待ばかり背負わせるから
電線に規則正しく並ぶ烏が埋めて黒くして仕舞えばいい

爪ばかり噛んでいたから無意識のうちに皮膚も齧って
血が薄っすらと滲み出て、赤い指の化け物だと指さされた
バケツの水は氷みたいだった 女子トイレで変態と笑われ
ぐっしょり濡れてるだけの思い出を叩きつける六畳間

床を渡る蜘蛛 飲みかけのコーラを捨てた台風の夜
誰かに責められてるような気持ちですと言えば
精神病と言われた
やはり僕に生きる価値はない どうせ消耗品として生まれてきたんだ
もう僕としての役目も終わり

冷たい白い壁に血を描けば
僕は楽になれるでしょう
言いたいことなど最初からなかった
生きたい理由さえもなかった
この部屋は無菌室
誰も中には入れてやらないぜ
最後の最後は独りきりだ
それだけが僕の望みだ

真っ暗な夜空から雨が生まれてきてあの頃の思い出みたい
怯えて家に閉じこもってくだらないコント番組見てる
誰かが笑うのが嫌いだ 僕じゃ作れないなその無垢は
僕らを裏切った天使が 世界ごと裏切って仕舞えばいい

下水道に夢 ヘドロ巻きついて色褪せていました
命が勿体無いならばそんな命、消してしまえ
僕を殺せ
今日も僕に生きる価値はない どうせガラクタの山に捨てられて
少し早い初雪に凍えるんだ

無闇に走ったら壁に心ぶつけた
擦り剥いた肘の傷痕
撫でてくれた貴方思い出した
「強いね」って言ってくれた
この部屋は無菌室
誰も中には入れてやらないぜ
最後の最後は独りきりだ
それだけが僕の望みだ

最低な人生の中で いつも分岐点に立たされて
どうやって生きていこうなんてのろのろ考えて
気づいたらここまで
こんな姿は見せたくない 僕は強くない
僕がいてもいなくてもいい世界
それでも救おうとしてくれた貴方へ
唯一その笑顔だけ好きだった
どうか貴方だけは笑っていて

冷たい白い壁に血を描けば
僕は楽になれるでしょう
言いたいことなど失くしてしまった
生きたい理由さえも失くした
この部屋は無菌室
誰も中には入れてやらないぜ
最後の最後は独りきりだ
それこそが僕の望みだ

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歌詞タイトル 凭れた壁は冷たくてな。
公開日 2017/09/01
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 最近、社会への反抗心から詩を書いていることが多いなと気がつきました。一人称視点の詩を書いてない。だから今回は一人称視点で書きました。一見暗い詩です。でも別に明るいわけでもありません。

人生なかなかやり直しはできない、ということと、どれだけ生きようともがいても、誰も信じないと決めても結局は誰かを救い誰かに救われるのが人間だ

それらを表現しました。
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