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死にきれない明日
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作詞 ろいろい |
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偶像を崇拝できるほど 上手くいかない人生を
吊るし上げる世界を愛せないから
僕は神様というやつに見せつけてやったんです
嘘ばかりついていればバチが当たるのだ
死にきれない日々はどれだけ死ぬことを祈っても
宙にぶら下がり苦しんでるまま夜が明ける
赤い林檎切ったばかりの甘い味したナイフ
握りしめてる手に汗が滲み出ているだけ
石道で眺めた 恨みだらけのイコン
命かけても 救うほどの価値はない
今日も空は真っ黒 泣いてる子供
愛がなんだとほざく若者 翼毟られた天使
未来図描いたカタコンベ 終わらない戦争
祈り続ける修道女 何処かに売られた春
闇の中で闇が出せよと喚く
地を這う声に耳を塞いで
簡単に人を信じられず 愚かだなんて笑われて
そんな僕は生きていてもいいのかな
だから神様というやつを絶望させてやったんです
知らないふりしていれば地獄に落ちるぞ
下手な落書きで 埋め尽くされた女神は
この世の象徴 救いようがないと唄う
今日も空は真っ黒 嫌がる子供
愛が全てなんですと信者 愛を探してるシンパ
反撃だなんだ騒いでは いつか見ていろよと
釣り上げた目は立派だが そのいつかっていつなんだ
闇を作ったやつが自ら溺れた
地を這う声に耳を塞いで
金がねえのは自分のせいで 役立たずも自分のせいで
でもどうすることもできねえよ
死にたがっても生きろと怒鳴られて
甘えとかいうやつじゃねえ 縋ってるわけでもねえ
思い出したのはただ一つ
「今に始まったことじゃねえ」
生きることは最初から一筋縄ではいかなくて
それだからみんな諦めて 歯を食いしばってる
「いつかは笑える」「いつか報われる」
そう信じてもう何年経って
足掻くなら今だろう
神様、神様 よく見ていろよ
「だからこんな世界 大嫌いなんだ」
今日も空は真っ黒 泣いてる子供
愛があればいいと若者 翼探してる天使
夢ばかり描いたカタコンベ 孤独だらけの戦争
祈り続ける修道女 全部全部壊してやる
闇から這い出す唯一の方法
地を這う声に耳を塞いで
石道で弾けた 返り血浴びたイコン
命が今輝いた気がした
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