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自分殺し
作詞 ろいろい
昼間買ったロープを袋から出しながら
染みだらけの壁を明滅させるテレビで
ニュースを眺めてたら 美人なキャスターが
無差別殺人の犯人を伝えた
僕の友じゃないか 確かにそうだった
キャスターは告げた 彼の言葉のひとつ
「世界が大嫌いだから神に見せつけてやった」
そこに僕もいたなら 今頃は死ねたのに

うんざりした思いを ずるずると引き摺って
天井にぶら下げたロープ ゆらゆら揺れていた
僕の影が絶望の黒い塊のよう
そこから死んだ奴らが手を伸ばす幻覚を見て

溢れてたんだ 何故か気づかないうちに
だらしない 涙が
死のうとしてる僕 人殺しの昔の笑顔
外を走るなにも知らない車の音がむかつく

満員電車の中でふと思い出したあのころ
僕たちはいつも気が合うことが救いで
だから今も僕と刑務所の中のお前が
考えてることは同じかもしれない

生まれたときから無口な街を見ていた
嘘はどうせつくものだ、黙れば幸せだ
はみ出し者は容赦無く晒し者になるから
やっぱり考えてることは同じかもな

「そんな幸せ、壊れちまえよ」

溢れてたんだ 何故か気づかないうちに
暴れ出す 言葉が
死のうとしてる僕 人殺しの昔の笑顔
外を走るなにも知らない車の音がむかつく

死にたがりも殺したがりも似たもん同士
誰かがそんなふうに言っていたな
お前と僕はいつも似たもん同士
だからあながち嘘だとは言えない
お前が今、なにを思って
鉄格子の奥、座ってるかはわからない
だけど 誰でもいいから伝えておくれ
死にたがりの僕は今、生きることを誓ったよと

溢れてたんだ 何故か気づかないうちに
生ぬるい 涙が
死にたいと喚いても 死なせてはくれない世界で
足掻く覚悟してしまったんだ

お前がまたいつか笑う顔を見たくて
それだけで生きようとしてるんだ
馬鹿な僕は

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 自分殺し
公開日 2017/08/21
ジャンル ロック
カテゴリ 人権
コメント 踏み外したお前のために生きてやるよ
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