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緑と鞦韆
作詞 ろいろい
吸ったものは綺麗でも心で汚れて
吐き出した言葉は汚れちまうもんだ
呼吸みたいにそうやって誰かを傷つけて
当たり前みたいな顔して生きる

緑に色づいた葉を落とした風を
恨んでいたあの頃はまだ幼かった
死んでゆくものたちは美しいのだと
気づいたときでもあった

揺れ動く情けを嫌う奴らが
僕を貶して背中を突いてくる
いい子ではいけないの? 悪い子が正しいの?
常に問い続けてた 答えは今も分からない

涙やら 憎しみで 醜い僕を
照らす太陽により 露わにしないように
いつでも隠してくれた 枝垂れ柳の
切られた後に大きなビルが建った


揺れ動く愛を嫌う奴らが
僕を嘲笑って置き去りにした
いい子は悪い子?悪い子は正しい子?
常に苦しんでたよ でも答えはなかったよ

だから分かったんだ 答えは
「この世界だから」なんだ

怒りやら 歯痒さで 醜い僕を
晒す群衆から 守り包むみたいに
いつでも揺れていてくれた 枝垂れ柳の
根元は無情な手で切り落とされた
切られた後に大きなビルが建った


そのビルの高層階から今日も街を見下ろして
愛想笑いを振りまいてる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 緑と鞦韆
公開日 2017/05/22
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 【テーマ詞:グリーン】 構成が分かりにくくなってしまったので一応ジャンルは詩にしましたが、本人は歌詞として書いたつもりです。鞦韆は直接的には出てきていませんが、人間の曖昧に揺れ動くところを例えてみようと思いました。あと、緑=木で、木に似合うのがなんとなくブランコだったんでこうなりました。
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