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信じる者
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作詞 ろいろい |
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ママに叱られて泣いていた幼いあの頃の夜
ベッドで頭を撫でられてキスをしてもらって
大好きだよと 言ってもらっては
全ての教えを信じた
いじめられても人間は優しくて暖かいんだと
先生さえも言うもんだから信じていた
信じていたら ついには
「死ね」って言われたんだ
その言葉は信じられず
冗談だと根拠ない自分の理想を
信じた
15歳になってママを嫌って門限破って
教科書に落書き描いては燃やそうと思い
火をつけようとし そこから動けず
少し破いただけだった
いじめられても人間は優しくて暖かいんだと
先生はまだ言うもんだから舐めきってた
窓硝子割る勇気は
ないけど悪ガキのふり
「ママのことを信じてほしい」
泣きながら土下座されたけど怖くなって
無視した
17歳になって好きな歌に出逢った日からは
夢中で追いつこうと声を枯らし歌ってた
辿々しくギターなんて弾いてさ
自分で詩なんか書いてさ
気がついたらノートは嘗て嫌った綺麗事だらけで
先生を思い出しては思わず笑った
あんたの綺麗事は
馬鹿な脳に残ったままだ
あの言葉を信じたいと
思う自分が此処にいたんだよ「優しさ」を
信じる
人間も人生もいつも汚くて手を伸ばせなくて
詭弁や理想論だと言い張ってたけど
一度だけでも
人間も人生もいつも汚くて傷つくばかりで
詭弁や理想論でも信じてみたかったんだ
「全て愛しい。全て美しい。」
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