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プシュケの子
作詞 ろいろい
〈拝啓、愛しい君へ。
僕は弱虫で、情けなくて、力が無くて
君を幸せにできたか分かりません。
でも僕は君が好きです。
だけど誰も許してくれず、君も僕も苦しい。
だから落ち着いて聞いてくれ。

僕と、死んでください。〉



四畳半のラブストーリー
肩を抱いて なぞる一等星
長くなった君の後ろ髪
温もり纏い 左手にかかる

愛さえあれば生きていけると
言う奴は金を叫んでる
愛しかない僕らでさえ
泥に塗れて金を探す

美しすぎた君は 周りに腕を引かれようとしている
なにもない僕の手では 引き戻すのも無理に近い

それでも僕は君を愛していて
それでも君は僕を愛していて
誰かに間違いだと言われても
僕らにとってはこれが本当の愛で

四畳半のラブストーリー
傘を被った豆電球
薄汚れたマグカップのココアに
幸せの浮遊

愛には棘があるものと言って
僕らを虐めるつもりなのか
愛しかない僕らにはもう
他になにも信じるものはない

美しすぎた君は 周りに優しく慰められている
それを君はいつも寂しげに受け止めていたんだ

これでも僕は君を愛していて
これでも君は僕を愛していて
誰かに冷たい目で見られても
僕らにとってはこれが穢れのない愛で

苦しむ君は 愛を締め付けた
苦しむ僕は 愛を傷つけた
悪者になってしまった僕は
せめて君を守ろうとしてるのに

認められなくて 分かってもらえなくて
被害者の君は 毎日ただ泣いて
四畳半のラブストーリー ボロ切れのアパートにて
愛し合う僕ら それ故

ねえ、いっそ 一緒に 死んでよ

それでも僕にとってこれが愛で
君にとってこれが愛で
二人はこれを幸せと呼んで
四畳半の壁に愛の歌が響く

これでも僕は君を愛していて
それでも君は僕を愛していて

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル プシュケの子
公開日 2016/11/07
ジャンル ロック
カテゴリ 恋愛
コメント すごく長いですが、情景は古臭い感じになっています。貧乏な恋人たちがアパートで織りなす恋の歌です。今まで書いた中でも是非見て欲しいと強く思っている詩です。よろしくお願いします。
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