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そらが青いのは
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作詞 ろいろい |
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「そらが青いのは 誰かの泪を呑んだから
やがてそれは 美しい雨となる」
何処かの詩で見たんだ
「くもが白いのは その泪を隠すためで
やがてそれは 大きく哀しみを包み込むでしょう」
爪噛む音 狭い部屋に響く
騒がしいテレビと 無機質な街並み
春の匂いは自棄に湿っていて
泣いてばかりの弱虫な僕の泪はきっと
あまりに苦いから
代わりに呑み干す誰かもいないのかな
広い空さえ僕を置き去りにするのかな
「そらが青いのは 虹を彩るため
だから貴方の泪は 救いになるの」
「虹も貴方を好いている 貴方が必要だと
だから消えたいなんて 思うのはいけない」
貧乏揺すり 不安な振動
隣人の笑い声 子供の高い声
春はあまりにも切なすぎて
嘘ついてばかりの狡い僕の泪はきっと
綺麗にさえなれないから
光にもならない程汚れてるのかな
深い空さえ僕を見つけられないのかな
「そらが青いのは くもが白いのは
虹が架かるのは」
貴方を笑わせたいから
泣いてばかりの弱虫な僕の泪はきっと
なんの役にもたちやしない
だから嘘つきの僕にできる
愛想でも笑ってみようかな
意味のない泪など 僕にはいらない
青い空よ 僕の小さな笑顔に気づいておくれ
「そらが青いのは 誰かの泪を呑んだから
だけど輝いているのは それを照らす
誰かの笑顔だ」
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