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化け狐
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作詞 さばの味噌煮光線 |
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鼈甲飴の 細工に映る
赤い霧には 化け狐
祭囃子の 笛の音色に
呼ばれてちょいと 顔を出す
金魚すくいの 水面に映る
赤い霞は 化け狐
庭じゃ天狗が 狛犬連れて
焚火囲んで 踊り出す
歌えや歌え 宴じゃ宴
御狐様じゃ ヨイヨイヨイヨイ
石段下の シャボン玉屋で
赤い宝玉 買いなされ
今宵 宴に招かれたくば
鳥居くぐって コンと鳴け
人形焼きの 油に映る
赤い灯篭 化け狐
それじゃ私も 歌いましょうか
鳴いて言霊 こぼれ出す
我らを祀る者に幸あれ
軽んずる者に 祟りあれ
歌えや歌え 宴じゃ宴
御狐様じゃ ヨイヨイヨイヨイ
浮き世は憂き世 月夜も抜きよ
ここへ逃げ込め ヨイヨイヨイヨイ
石段下の シャボン玉屋で
赤い宝玉 買いなされ
今宵 宴に招かれたくば
霧をかきわけ コンと鳴け
空にゃ薄雲 隙から覗く
赤い三日月 化け狐
人に戻らぬ 覚悟があらば
鳥居くぐって コンと鳴け
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