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ほたる
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作詞 Estelle |
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少し上を歩く
君の広い背中
心見透かすような茜の空
夢へと強く躊躇わず
伸ばせたこの手が
前を歩くコートの裾
掴めずにいるのはなぜ?
網くぐる金魚のように
掴めないもの増えていく
指の間すり抜け
言えない気持ちが零れる
髪を揺らす木枯らしが
君の香りを運んで
頬を冷やしながらも
胸を焦がすように 締め付ける
またねと見送った
君の広い背中
溜め息につられて降りる夜空
そばにいた時に感じた
あの胸の痛み
そばにいなくなって感じる
この心の痛みはなぜ?
息を飲むほど美しい
目が覚めるほど眩しい
夢のような景色が
切ない気持ち慰める
色とりどりの街の灯
幾千の蛍のように
闇の中を飛び交い
睫毛で優しくにじんだ
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