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梅一輪
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作詞 やつふさ |
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ツバメが一羽 飛んだとて
春が来たとは 言えません
あれから閉ざした 日記帖
青い空にも 融けない心
過ぎ行く時が 忘れる術と
いにしえ人の 歌う唄
ウメが一輪 咲いたとて
冬は続いて いるのです
凍える心 固い殻
蕾の中に 閉じ込めた
かすかな残り香 この手に抱いて
あなたに届けと 歌います
サクラが一輪 咲いたとて
春が来たとは 言えません
されど一輪 兆しが見えて
小さな蕾が 膨らみ始め
三寒四温の 温もりに
季節が来るのを 知るのです
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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