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月をこの手に
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作詞 アイリス |
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あれは初夏の弓道場 先生に言われ立ち寄った
そこで僕は貴女に会いました
凛と張りつめた空気の中 放たれた1本の矢
貴女のその射形に 僕は心を全て奪われた
だから僕も入ろうと決めました
貴女を見つめているために
ずっと見ているそのために
真っ暗な夜空に明るく輝き 暗闇を照らす月
それはまさに貴女
僕のモノクロの世界に 色を与えてくれました
だから僕は貴女を僕のものにしてみせます
「"運命"なんてものは信じない」
そう思って来ましたが
貴女とならば信じてみてもいいかもしれませんね
あれは秋の最中の弓道場 少し遅れて訪れた
そこで僕はあの人を見ました
涼しげな秋風が吹き抜ける中 照れくさそうに笑う貴女
貴女のそんな表情は 僕に見せてくれたことはない
だから僕はそっと決めました
貴女を誰にも渡さぬために
ずっと側で近くにいるために
欠けても満ちて夜空に輝く月星々の中でただ1つ
それはまさに貴女
何も無かった世界を 変えてくれました
だから僕は貴女を僕のものにしてみせます
これが"運命"というものですね
僕はやっと知りました
貴女とならば信じてみてもいいかもしれませんね
薄暗くなった部屋 中には僕と貴女
もうすぐ月が昇ります 今日は満月ですよ
この部屋も明るく照らしてくれるでしょう
その手足の鎖は 僕の愛の証です
「ねぇ 先輩 ずっとずっと一緒にいましょうね」
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