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雨
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作詞 雨寧 |
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確かに僕はそこにいたはずだった
何十回か叫んだけどなんにも届きやしなかった
君の自転車の車輪より僕の車輪のほうが大きかったはずなのにな
走りにくいお洒落な靴を履いていた
僕はスニーカーだったのにな
君はいつも僕より何枚も上手だったんだ
あと15センチも無かった
定義で測れるくらいだった
なのにどうして?
どうして追いつけないんだ?
あれだけやって喉が枯れたのに
君の足音が遠のいていくんだ
そうだったよな
小雨なんて降りやしなかった
傘なんていらないくらいの豪雨
都会に独り立ち尽くす
あれ?なんでこんなとこにいるんだろ?
あと15センチの君の影
それすらも踏めない
影は日陰に紛れて
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