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秘願花
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作詞 綾城 霧斗 |
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聞き慣れたその声さえ今はもう聞きたくない
涙が溢れ出す
言えなかった言葉は今もまだ届くことはなく
ただ宙を舞う
夜闇に咲いた緋い花に自分の願いを込めた
『どうか聞いてください』
咲いて秘願花
言えなかった言葉を
どうか届けて きっと咲いて
この言葉を伝えて
『どうして届かないの?』
『どうして言えないの?』
『どうして聞こえないの?』
『どうして見えないの?』
堕ちる暗闇に浮かぶ言葉
吐き出したその声さえ今はもう聞きたくない
言葉が零れ出る
言えなかった言葉は今もただ届くことはなく
ただ枯れていく
『どうか咲いてください』
枯れた秘願花
言えなかった言葉を
どうか届けて きっと咲いて
また咲くよう願うよ
『君には届かないの?』
『君には言えないの?』
『君には聞こえないの?』
『君には見えないの?』
沈む月だけが照らす言葉
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