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銃声
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作詞 KANEGON |
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毎日がただ穏やかに
進めばいいと思っていた
できるなら一人にしてくれと
今まで叫び続けてきた
誰とも関わらないように
ただひたすら心を閉ざして
時刻表通りの生活を
今まで貫き通したけど
突然銃声が響いた
不意に現れた君が
僕の心を打ち抜いた
腕の中で泣き出した君を
そっと胸に抱きしめた瞬間
貫かれた僕の心の弱さは
もう何処かに消えていた
時計の針がこのまま
止まればいいと思い始めた
できるだけ二人でいたいと
素直な気持ちを受け止めた
人付き合いが下手な僕は
中途半端すぎる優しさで
君を傷つけてしまった
でも君を追い始めたら
突然銃声が響いた
まるで引き金を引かれた
銃弾のように僕は
君の背中を抱きしめていた
そして唇を奪った瞬間
貫かれた君の心の悲しみは
もう姿を消していた
誰よりも失いたくない君を
守ってやりたいと思った
その時銃声が響いた
偽り続けた自分の姿が
銃弾に打ち抜かれた
全ての迷いを断ち切って
君の涙を拭い去った瞬間
貫かれた偽りの固まりは
もう吹き飛んでいた
1997.08.31
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