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アスファルトの小宇宙
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作詞 KANEGON |
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それはある真冬の
夜の帰り道だった
空を見上げてみても
真白な雲はあったけど
遠くで佇んでいる
街灯に照らされて
凍てついた道に
星が輝いていた
目を凝らせば
何でもない物も
何かに見えてくる
不思議だよね
僕等はまだ
何が正しいのかなんて
はっきりわかっちゃいない
だから眠っているものを
いつでも起こしに行ける
そしていつも探している
果てしない宇宙(ソラ)の中で
通い慣れた道で
ふと立ち止まって
雨上がりの通りを
歩道橋から見つめて
人気のない直線を
街灯が照らし出す
アスファルトの小宇宙が
光を湛えていた
目を閉じても
輝いた軌跡は
いつまでも消えずに
微笑み残している
僕等はまだ
何をすべきかなんて
はっきりわかっちゃいない
だから見逃したものを
いつでも見つけに行ける
そしていつも求めている
限りない宇宙(ソラ)の下で
1997.03.15
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