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地下鉄
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作詞 S.T.rock'n隼 |
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人波に流されて 光の当たらないこの場所で
君は言葉の詰まる箱へと駆けてゆくんだ
何も云えずに 黄色の外で見ていた
その瞬間にすべてが 頭によぎった
解き明かさないわけを問うこともできなくて
ここに立ち止まっている僕は今日も
見知らぬ他人の海へ歩いていく
無理矢理詰められた窮屈なその箱には
君が取り残された見知らぬ人波に揺れながら
あるはずのない目的地へと動き続ける
君のための光になりたかった
色のないこの町で 入り乱れ立ち眩む日々だけど
落とされることもなく大事に運ばれた
静寂の海にただ 開かれては閉じられて
その闇から抜け出せるときを待っている
改札口はきっと開かれることはないんだろう
君との距離は近づくこともできない
あのときちゃんと僕は笑えてたかい?
君の傍で揺られてたかった最後の時まで
すぐには降りないで乗っていてよ
切符に示された場所までは
この手に残る日付はそのすべてを残してくれる
君がいたことさえ
文字が涙で滲む 光一つ見出せないんだ
無理矢理詰められた窮屈なその箱には
君が取り残された見知らぬ人波に揺れながら
あるはずのない目的地へと動き続ける
君のための光になりたかった
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