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saudade.
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作詞 莎雪 |
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交わした視線とぎこちない hello hello
特に意味なんてない そう言い聞かせて
夏の空の下くしゃりと笑っては 軽やかに駆けた
眩しい姿に焦がれた 一瞬を忘れられずに
一歩 君の近くへ
ぬくもりに触れない程度に
ほろり 転がる言葉を
伸ばした手で受け止められる程度に
愛にはなれない心残りを
いつまで抱えて歩んでこう
絡むことのないままの指先が
嘆くように微かに震えてる
飲み込む 涙の なりそこない
乾いた喉の奥 張り付く Say good-by
いつまでも、なんて夢 もう見られないよ
抜けるような青さよりも 痛い程の陽射しを避けて
熱を攫っていった風の 行方を探し続けてる
三歩 君から離れて
その目に映らない場所まで
ふわり 揺らめく一筋
閉ざした目に焼き付いて離れなくて
過去にしきれない思い出を
いつまで引き摺って生きてこう
身体中に刻んだ君の声に
疼くように愛しさが滲んだ
これが“痛み”だって 気付いてるさ
君の未来に僕は必要なくて
僕の未来に君は必要なかった
それだけのことを「それだけさ」と笑う
それだけのことができなかったんだ
途切れた陽炎の続きを追いかけた
ぼやけた残像に I love you, So long
十歩 君から離れる
夏空にさよならをするために
ほろり 転がる涙が
あの眩しさを優しく拭っていく
愛になれなかった心残りを
密かに愛と呼んでみたんだ
届くことのない想いを置いてきた
青い季節の先で振り返る
ひらり、駆けていく君が見えた
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