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ボロボロ"rocker"
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作詞 えっくす |
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錆び付いた弦弾き 電子音が突き抜ける
彼が浴びるのは 止まない拍手とスポットライト
聞き慣れたメロディーと 吐き飽きた毒物と
下りるカーテンに 彼は悟る
撒き続けていた 上辺だけの核心
心ない言葉が誰かの心に響いても
それは通じあったとは言わない
かすれた声がまたかすれ 声にする事ももどかしい
用意された中身の無い 詞(うた)を歌う
見えない思い いつまでも 彼の胸にあるはずだけど
誰も知る事は出来ない 言葉に出さなければ
こぼれる汗を拭いて スピーカーに響いてる
彼の声はまた 多くの心に入って消えた
聞き飽きたアンコール 吐き慣れた嘘っぱち
騒ぐ観衆が 彼を隠す
表面だけには 染み渡った幻想
「守りたい あなたを」理想を掲げて歌っても
守るべき人なんて いやしない
真実さえも塞がれて クサイ台詞だけ並べてた
妙に冷めた言葉の熱 誰に届く?
廃れた声が どこまでも 電波に乗って届いている
彼の心は届かない 言葉にも出来ない
誰もが分からない 秘められた思い
思いのすべてを 言葉にのせて
誰もが気づけない 偽られた声
言葉は誰もが 心を込めて
かすれた声でどこまでも 届いてほしいこの思い・・・
封じられた心の中 さらけ出して
叫んでやがて 消えてゆく 彼の小さなメッセージ
それでも心が声に ないより良いさ
心と心で繋がれるから
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