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死人歌唄い。
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作詞 颯 |
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悲しいことがあった夜には 口笛だけが僕の味方
震えそうになる手を押さえ タバコの煙で誤魔化して
傷つきすぎた 悲しいことばっかりで
未来を見ない瞳で呟く
お願いだから もう僕を放っておいて
目を閉じた 息を止めた 終わらせようとしてみたけど
動くことも 死ぬことさえも 僕には出来なくて
空っぽな身体が横たわる部屋に
小さな嗚咽 響いていた
逃げ出した過去の夜から 静寂だけが僕の友達
零れそうになる涙を塞ぎ 得意の皮肉で打ち返してる
もう疲れたとか もう見たくないとか
言い訳ばっかり上手くなっていく
お願いだから もう僕に構わないで
目を閉じた 息を止めた 全てから逃げようとしたけど
悲しむこと 泣くことさえも 出来ないと思っていたけど
虚ろな瞳が見開いた朝に
小さな涙が 零れ落ちた
救いなんか どこにもない そんな歌を歌っていたけど
それでも僕は まだ歌ってる こんな世界で歌い続けてる
空っぽな身体と虚ろな瞳で
小さな声で 歌い続けてる
歌い続けてる
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