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月光り
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作詞 羽楽音 |
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夜(よる)が終わって
夜明けは まだ来ない頃
できるだけ
高い場所を目指した
階段を駆けあがり
月は空飛ぶ
思わず 手を伸ばしてた
あの場所へ
僕も飛んで行けたら
重力を抜け出して
始まってしまえば
終わってしまう
朝は夜になり
人もいつか死ぬ だから
星空と街並みの間で
ぽっかりと 浮かんで
月は満ち欠け
どんな光を与えられたら
地球の軌道に乗れるんだろう
あんな光になれるんだろう
届けたいよ 世界に 光を
僕が生まれて
名前を まだ持たぬ頃
海の中
泳ぎながら願った
人間になりたいと
失った全てが
生まれ変わって
明日(あす)に変わるなら
僕もいつの日か 空へ
誕生と消滅の間で
ちっぽけな 人影
月が映した
自分自身と向き合いながら
進化の軌道に乗っかりながら
風も光も強さに変えて
生やしてやる 背中に 翼を
誕生と消滅の間で
ぽっかりと 浮かんで
満ち欠けても
どんな光を与えられても
地球の軌道に乗っかりながら
僕の光に変えてみせるよ
届けてやる 世界に 光を
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