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御泊まり
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作詞 青葉巽 |
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1.眠った場所は一晩でも
住んだ場所になる
僕という樹木が
枕に沈めた枯れ葉は
せめて写真に残したい
ものに出来なかった
正門の前でも
貸した事を喜べば
今日もここで働く修行者たち
2.通り抜けた道とは偶然でも
知り合いになる
目前の大木が
馳せる吹き流しに
僕は心から敵わない
呪縛を絶とうと
土産の前でも
後ろの名物に人が交い
ますます居着く僕の根っこ
さよならとするんだ
そう言い聞かせるも
氏神様を結びかけて
この地を離れていかない思い出の蔓
3.覚えた場所は一切れでも
年輪の故郷になる
頭はまるでバックミラー
僕を乗せた車両で
最後に一握りに通過した
あの御宿だよ
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