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小休止
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| 作詞 青葉巽 |
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1.あれっ 今機体がやられてしまっていたのか
とか
おいっ 今の射光は外れているだろ
とか
お前含め 俺含め ディスプレイゲームに文句をつける奴等
死んだかどうかを確認したりとか
ジャッジにケチつけて戦闘を休止する暇があるなんて
そんなの３Dゲームじゃねえよ
2.画面の配色が細やかだったとしてもな
浮き彫りになる陰影が施されていてもな
より体感を高めるゲームソフトを選んだ以上は
そんなの 少しも使い物になっていねえじゃねえかよ
ゲームってもんはな
理想を求めるだけじゃねえんだ
現実をゲーマー目線で平たく刳り貫いた
模写の断面図なんだよ
上空を取っ払って自分の目線が実現してもな
スーパーハイテクノロジーの舞台であってもな
要の作業以外コンピュータに処理してもらっているうちは
夢を叶える肉体労働なんて肖れねえよな
自分だけの主人公が最初に現れてもな
リセットすればゲームカセットが復旧した素振りを見せてくれてもな
ボタン一つで五官の何もかもを代用してもらっているうちは
自信というエンターキーが刃毀れを起こした時に実生活がデッドオーバーになるぞ
3.喧嘩を売って
勝ちながらも実物の痛みを若干受けて嘆くなんて
ダメージというマーカーでゲージが減った画面を忘れたんだな おまえ
そして お前以外にも
同等のコントローラーでおまえと同じぐらいに腕を磨き上げた奴が
てんやわんや溢れていることを知らねえんだな
特定のゲームやキャラクターの話はしねえよ ゆくゆく振り返った時 恥ずかしくな るからな
何枚ものデータベースが出入りして本体だけが生き残ったかと思えば 本体さえもリ ニューアルしやがるからな
お前にとってゲームとは何だ 小休止を嗜む時か それとも俺と話をするような一時が 唯一の小休止か
お前はそのゲームの全国大会に出るといいや
一位になろうとする中で
途中から順位を追い上げる速さに陰りが見えるけども がんばれ
長期戦になり 戦闘は長くなる けども がんばれ
しくじりながらも得策を考える時間のやりとりで 瞬間の戦闘が永遠の災害に傾倒するもんだ
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