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YUE
作詞 RIN.
気づけば気づかぬほど
過ぎていた年月に
幼い影 面影消え

罪のないことが罪という言葉の裏に
潜んでいる臆病者たち

夜中に降り出した雨
朝方は灰色でしょう
蜜のように甘い夢は冷たくサめる

自分で選んで 誰かに選ばれて
今此処に身を委ねてる
赦される限り
呼吸を重ねて 鼓動を繰り返して
流れるままに刻んでいく
光はいらない

無機質を着飾った
容赦ない人の群れ
命が数字に成り下がる

けして触れてはいけない
人それぞれの最奥部
やさしくなぞったつもりでも傷がつく

ひとりが叫んで 大勢が囁いて
そんな風にツクられている
世界の下には
あらゆる歴史の犠牲者のイタみが
複雑に組み込まれている
現在(イマ)も尚、続く

なにも知らなくていい
既に汚れた指先で
何も触れないよう
偽りの白、纏う

綺麗に歪んだ 不器用に整った
本音と建前とを隠す
微笑みの影で
護るために、今 誰かを傷つける
緻密に張り巡らせたのは
滑稽な嘘
見抜いて 察して
真実を模倣(カタ)る
自分じゃない自分自身が
完成した夜

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル YUE
公開日 2013/08/13
ジャンル その他
カテゴリ 家族
コメント オリジナル小説のキャラクターをイメージしました。孤児院出身から裕福な家庭の娘の世話係、主人の傍らで汚れ仕事も厭わずにそれを恩返しとする執事の唄。
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