|
|
|
月
|
作詞 RIN. |
|
気づけば気づかぬほど過ぎていた年月に
幼い影、面影消え
罪のないことが罪という言葉の裏に
潜んでいる臆病者たち
夜中に降りだした雨
朝方は灰色でしょう
蜜のように甘い夢は冷たくサめる
自分で選んで誰かに選ばれて
今此処に身を委ねてる
赦される限り
呼吸を重ねて鼓動を繰り返して
流れるままに刻んでいく
光はいらない
無機質を着飾った容赦ない人の群れ
命が数字に成り下がる
決して触れてはいけない
人それぞれの最奥部
優しくなぞったつもりでも傷がつく
ひとりが叫んで大勢が囁いて
そんな風にツクられている世界の下には
あらゆる歴史の犠牲者のイタみが
複雑に組み込まれている
今も尚、続く
なにも知らなくていい
既に汚れた指先で何も触れないよう
偽りの白纏う
綺麗に歪んだ不器用に整った
本音と建前とを隠す微笑みの影で
護るために今、誰かを傷つける
緻密に張り巡らせたのは滑稽な嘘
見抜いて、察して
二度と戻らない
自分じゃない自分自身が完成した夜
|
|
|