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凍る
作詞 少年アリス
キンとした空気の中、
ぼくはベランダにしゃがみ込む。

澄んだ紺色。 カーテンの陰。
夜空に見守られながら、小さな歌を口ずさんだ。

理不尽な大人を恨む。
良い子になんかなりたくない、
だけど そう反発する幼さも憎くて
怒りを心の底に沈めた。
夜の景色が、何処までも続く。
歌に余計な感情がかかる。

脳内の前奏、重い吐息を漏らしたら。

雲みたいになって、宙を泳ぎ
ぼくの強さそっくりに あえなく、消えてしまったの。
何か思って、空を見る。
誰の意志かは分からない。

左巻きな 風鈴の声。
こり固まった空気を砕く。

振り返りざま、何者かの気配があったような
実は全て、ぼくの気のせいだったような・・・。

本当に、信じられないことばかりだ。

時々 綺麗な気持ちになって、
頭がすっきりするんだけど
部屋に戻ると、どれも嘘だったって思えちゃう。
見えない新月が 薄っすらと微笑む。
ぼくは繊細で、とてもいい加減。

儚い街並みを見渡してたら
何だか 守らなきゃって、涙が流れた。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 凍る
公開日 2009/11/30
ジャンル その他
カテゴリ その他
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