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木星
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作詞 少年アリス |
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日曜日 開(ひら)ける視界
長く柔らかな洞穴を抜け
初めて光に撫でられる
日曜日 太陽が行く
道筋に倣い 明るく回る
俺は太陽もどきと出逢い
自分自身を嗅いでみた
日曜日 眠る時間さえ
瞼は真っ赤に覆うから
木曜日へと逃げ帰る
「雨を被っても忘れない」
皆 目を覚ましてくれよ
あれは俺から生まれちゃいない
あれは俺になり損ねちゃいない
見れば見る程塞がる様に
俺の身体は出来ているだろ
眩しくて 何も 結局 無い事
日曜日 血と流れ出た
俺の小さな皺くちゃが
肉の間を掻き分けて
早くも君を注視していた
「雨を被っても剥がれない」
そんな恵みは嘘なんだって
俺が消えなきゃ だぁれも知らない
生は死へ伸びる蔦なのに
木曜日 君を祈ってた
祈れる星 君を願ってた
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