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ホログラム
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作詞 少年アリス |
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ダイヤモンドが欲しかった 触れもしない筈なのに
ガラスケースの向こうへと 吸い込まれていく 身体ごと
ルビー、サファイヤ、アメジスト 他にも光はあったけど
僕の真ん中には いつも ダイヤモンドが立っていた
風の噂に聞いたんだ 君が売り払われるって
ガラスケースの外側で 響きも通じもしない声
僕の前には誰も居ない ダイヤモンドは別世界
掻き集めてきた金銀が 砂に変わって 落ちてった
だから盗もうなんて まるで子供同然
庇う余地すら無いな 静粛に 静粛に
眠い空気が包む 夢にされる感覚
全て ぼやける前に
決めてもらえないだろうか
月日に抱かれて 降りた時 ポッケの底には君が居る
そういうモノだと思ってた ガラスケースを斧で殺ぐ
赤青黄色が弾け飛び 現れたのは 投影機
ダイヤモンドが欲しかった 「はじめまして」と ただ
ただ・・・
いつから この眼(め)は曇っていったの
眩しさに閉じる事も無く
直視出来ない物を 心にだけ映して
暗闇に揺れる 君は ホログラム
眼が醒める
檻だ 冷えた手足は まだ凍っちゃいない
全て 失おうとも
決めなければ 抜け出せない
ダイヤモンドが欲しいんだ
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