|
|
|
ありがとう
|
作詞 少年アリス |
|
がらがらの歩道は気楽
ど真ん中を悠々と歩ける どんな視線にも脅かされない
誰かが先頭を切る その後を行くのも良い
どんな人だか背中で知りたい
ぎゅうぎゅうの道では身動きがとれない
人熱れは時に優しい
美しい人とすれ違う
何もしない ただ目を泳がす
俺は大衆の雑踏に
紛れて生きなきゃ 居られなくって
独りになれないならせめて
迷彩を施す術を探してて
でも 友達の落ちてく視線は
こっちから拾い上げて 強く。
頷きもしないで聞いていた
ずっと 波紋として拡がってた
大好きな奴とすれ違う
躊躇いもなく その腕を掴む
嘗て愛した人を見つける
少し笑って、 「きっと元気で」
道端で茫々と生えた草の上
子供用の手袋がある
目立つように置き直されたことを
そっと理解して 感謝を想う
目眩のするような炎天下
世の中って 何なんだろう
怖い人って 誰なんだろう
許せない奴に馬乗りになって
制止も振り切り タコ殴りにした
そんな自分は不適格で
人として 何処か遠くにいて
だけど俺は そうでしか
自分を好きにはなり得ないから
交差点を進みながら
手前で作った唄を歌った
変わり者だとか どうでも良いんだ
俺はここに現存していて
だから君が 笑ってくれる
ねえ
生まれてきてくれたことへ
手を離さないでいてくれたことへ
伝えたいのは たった一言
な、 ほんとに
|
|
|