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青のジョニー
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| 作詞 少年アリス |
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僕がもし耳を失ったら
絵を描いて過ごすようになる
或いは声を失ったら
小説を書くのに没頭する
美しい眼を失ったら
それよりも尊い唄を歌う
初めから全てを持たなかったら
深い孤独の水底（みなそこ）から
それでも何かを目指すだろう
「絡まった糸は切って、落ちた先から棄ててしまえ」
トカゲの尻尾みたいに彼らは扱う
だから 僕は解（ほぐ）したいんだ
徒に時間を費やしても 痛みの伴う行為だとしても
絶対的な闇を思う
どれだけ全力で走っても 目交に広がるものは闇
死んでも待ち受けるものは闇
それでも 此処に在（い）ると言うなら
不変の真闇ではないのだと
永遠の沈黙など 有り得ないのだと
けれど
信じ続けることは困難だ
きっと、かの恋人同士が 僕の父と母になったように
陸の見えない海原を往くように
また転覆した
腕をもがれ、 脚をもがれ、
頭を落として 肉体は溶け出す
遂に心臓だけとなった僕を
人間（ヒト）のカタチに手繰り寄せるのは
神のような姿をとった
同じ人間（ニンゲン）でしかなかった
だから僕は 応えるんだ
加護を受けながら 救えるんだ
英雄なんかに興味はない
僕はいつだって 僕の為に。
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