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旅人の穴
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作詞 狼少年 |
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必死で汗流して 穴を掘る旅人
通りすがりの 人が問うのさ
「なぜそこまでして 穴を掘るんだい?」
目を合わせずに 旅人はこたえるのさ
「僕の罪を この穴に埋めるんだ」
通りすがりの人 聞いたわりに興味が無いのか
無言のままで 旅人の必死な姿を じっとみている
あとどのくらい掘るのだろう
深さは旅人ほど 埋める罪はどのくらい?
もうちょっとで旅人もでれないでしょう
深さは旅人二人分 掘ることには意味がないはずだ
やっと掘り終わったのか よじのぼっていった旅人
「なんのために掘ってたんだっけ?」
呆れた神様 優しく彼の罪を埋めてあげた
必死で汗流して 埋めなおす旅人
こんなことは馬鹿らしい? 忘れる事だって大切だ
通りすがりの人 前からわかっていたみたい
笑みをうかべて去っていく
優しい旅人
いつかまた あたたかな忠告を
しにきてくれるのかな
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