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ひらひら花火
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作詞 日向空 |
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ひらひら花びら 刹那に舞い散る
夏はまだはじまったばかりなのに
ひらひら花火ら 大輪を咲かせて
もっと 強く 煌めいて
暑い夏の夜風 なんかぬるったくて
それでも浴衣姿で気取ってみたりして
御神楽太鼓が響く あなたの声 弾ける
気が付いてた あなたの笑顔 だけどそれは
戻れない時間さえ 絞めつけているようで
ひらひら花びら 淡く色づいて
ふたり過ごした日々を染めてゆく
ひらひら花火ら 轟く音の波
ほらね 裏返った 金魚
走り出した季節 もう止まらないね
だからこそ夏の星屑たちは切ないんだ
御祭囃子は遍く 人々の喜び 誘いし夢
つい避けちゃうよ 傷つけたのならごめん
涙はいらない 笑って あの日のように
ひらひら花火ら 一瞬だけ輝く
変わりゆく世界 変わらない彩
ゆらゆら花びら 儚いこの命
ゆわり 揺らいだ 火影
あなたはずっとそのままで
昨日も今日も明日も明後日も
空の彼方まで翔けてゆくんだよ
つらいの反対はうれしいらしい
コインで賭けするのは得意分野でしょう?
ずるをするのもお得意でしょう?
ひっくり返して その気まぐれな想いを
ひらひら蝶の羽 月夜は朧げ
ゆらゆら睡蓮花 水辺を漂う
もしまた逢えるなら その時は 茜差す方へ
光るよ
ひらひら花びら 刹那に舞い散る
今宵はまだはじまったばかりだ
ひらひら花火ら 蒼に広がる灯(あかり)
そっと 強く 煌めいて
ふわり 暑い 夏の風が吹く
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