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蝉時雨
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作詞 日向空 |
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あーもう 夏が終わりを告げようとしてる
なにもしないまま なにも告えないまま
Ah そう セミの鳴き声もどこか遠く
深く浅く 沈み 太陽は一人 眠る
今年も夏も結局 なにもできなかった
あの青々した空のように 心晴れなかった
いつのまにか風さえも冷たく低くなってきたのに
「それでいいのか」と夏の音たちが響きかけてくる
なんだろ?もどかしいよ
どうして?切ないよ
あなたに 会いたくて でもなにもできずに
あーもう 夏が終わりの鐘を鳴らす
なにを考えて なにを想ったのだろうか
Ah そう セミの泣き声はどこにいるの?
雨と虹が つづく 太陽は独り 笑う
なんとか諦めようとして なんにもできなかった
流行りの音楽に耳を傾け 頷き泣いた
いつのまにか夕闇が近づいて離れていくのに
「それが答えか」と夏の陰りたちが迷路を作る
そうだよ?これが答えだよ
どうして?これでいいでしょ?
あなたの 世界から逃げる でもそれさえも
あーもう 夏の夜空が光っては消える
なにと誰を愛し なにと誰が要るのだろうか
Ah そう セミの歌声にも サヨナラ
霧が満ちて 包み 太陽も満ちて霞む
あぁ 蝉時雨もどこか遠く・・・
なんだろ?涙があふれる
どうして?これでいいのに
あなたが 好きで好きで 迷っても泣いても
ずっと ずっと
あーもう 夏が終わりの鐘を鳴らす
なにを考えて なにを想ったのだろうか
Ah そう セミの鳴き声と あなたにサヨナラ
深い想い 隠し 太陽に 独り笑う
そして
夏の陰りたちに 叫ぶ
「これが私の答えだよ」と
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