|
|
|
横断歩道
|
作詞 シーナシュー |
|
はじめの一歩を前に出せなくなったまま
横断歩道が赤信号に変わる
横切るタクシーの群れに遮られる未来
隙間から自分をたしなめている
青山通りの向こう岸が遠い
俯いて見えた花の名前はどうでもいい
綺麗でさえいれば存在価値を持つ
放たれた未来が浮き橋を渡る
いつだって涙は拭えずに
時間だけ無駄に使い果たす
もし ここから飛び立てたとして
差し詰め答えはない
空が鳴く 信号待ちに花が咲く
現在(いま)だけ辛うじて逃げてる
朝を裂いて聞こえる声が
届けばそこから走れ
踵に刻んだ 昨日までの自分を
消そうとはしないで
いまはまだ続きの最中だから
いつだって涙は拭えずに
後悔と失望に苛まれて
それは勝手に傷付いてるだけ
そこには答えはない
誰だって自分を見てるわけじゃない
感じる痛みも少なくていい
もし ここから飛び立てたとして
差し詰め答えはない
空が鳴く 信号は晴れて 華が舞う
考えはしなくても避けられる
横断歩道に虹が降りる
見えてるのはきっと僕だけでいい
|
|
|