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灰色
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作詞 ろいろい |
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機会と煤の路地裏 柵に閉ざされた鉄の窓
白い頬をした幼子の 傷の上に被る青痣
その裏で硬い教室内 存在意義を問う人生ゲーム
負け組にはもれなく痛みが付いてくる
歌に「愛」を人々は求めるが
そこに本当の愛などあるか?
閉ざされた部屋の床を 与えられた爪、血が滲むまで
傷つけ続けているんだ その先に救いがあるようにと
僕の存在は何時からかママにも君にも掻き消されてた
それなのに声を枯らして叫んだ何度も 何度も
汚れたベランダにしゃがみ込み
鍵掛かった窓叩き喚いた
掃除機に溶け出す僕の声
隣の住人には五月蝿がられた
抱えた膝は痂まみれで
それは嫌にみっともなく
今は誰にも会いたくないんだ
今だけは 1人でいい
歌の「愛」を人々は信じるが
その愛は正しいものであるか?
絵を描くように左手首の 心と誰かと繋ぐ筈だった
まだ温いそれを切り離す この世界の残酷を殺すように
僕はいつもまるで蟲のよう 彷徨った街に潰されて
それでもまだ叫んでるんだ 何度も 何度も
愛想を振り回す 一夜の愛人
注射痕で生きる 少年
這い蹲り生きる 学生
泣き喚いて生きてるだけの 未成年
閉ざされた部屋の床を 与えられた爪、血が滲むまで
傷つけ続けているんだ その先には確かになにもない筈だ
だけど僕は涙で曇る目光らせ 本当の愛がそこにあると信じて 信じて
僕の存在は何時からか何処にも 少しもなくなった
それなのに声を枯らして叫んだ 教えて 教えて
生きる意味を 教えて
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