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星を想う
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作詞 アイリス |
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貴方と出会ったのは 部活帰りの帰り道
あの子と話すのを見たのが初めて
すらりとした長身に 夕日にすける淡い髪
その優しげな声と微笑み その全てに魅せられた
5月14日 貴方の誕生日 迷って選んだプレゼント
部活終わり 急いだ弓道場 入口で話す貴方とあの子
貴方の手には可愛い包み 私は来た道引き返す
分かっていたの どんなに願い想い重ねても
私はあの子になれないことを
どんなにあの子の姿に自分の姿重ねても
それは永遠に叶わない
私の声や姿 その全て あの人には届かないと
たった数ミリのこの壁が その全てを許しはしない
でもせめて たとえ一方通行でも
想うことだけは許してください
貴方に恋したのは 若葉の茂る五月の日
初夏の香りを運ぶ風が吹いていた
風にゆれるその髪は 空の水色写したようで
どこか儚げな瞳 その視線に目を奪われた
2月14日のバレンタイン 初めて作ったチョコレート
部活終わりに急いだ貴方のもと 廊下で話す貴方とあの子
貴方の手には可愛い包み 私は寮へと逃げ帰る
分かっているの どんなに望み願っても
私はあの子になれないことを
どんなにあの子に自分の姿重ねても それは叶わぬ夢幻
私の声や姿 その全て あの人には届かないと
たった数ミリのこの隔たりが その全てを許しはしない
でもせめて たとえ一方通行でも
見ていることだけは許してください
冬の星空 貴方の姿想い浮かべ
夜空にオレンジ色に輝く星 アルデバランへと手を伸ばす
それは貴方と同じ どんなに手を伸ばしても届かない
自ら輝く恒星と恒星の光を受けて輝く月
それは貴方とあの子
悲しいけれど私には届かない
それは近くて遠い私たちの距離
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